1984-05-08 第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第13号
○安藤参考人 ただいまの御質問にお答えいたします。 現在「むつ」がつながれている状態では、先生の御指摘のように、原子炉のふたはあけてはいけないとか非常な制約のもとに、やれるだけのことを乗り組みの方が非常に熱心にやっておられます。ふたをあけないで中を調べる一つの方法としては、一次冷却水のサンプリングと申しまして、少しずつ抜き取りましてこれを検査する。そうしますと、もし燃料等に異常がありますと放射性の
○安藤参考人 ただいまの御質問にお答えいたします。 現在「むつ」がつながれている状態では、先生の御指摘のように、原子炉のふたはあけてはいけないとか非常な制約のもとに、やれるだけのことを乗り組みの方が非常に熱心にやっておられます。ふたをあけないで中を調べる一つの方法としては、一次冷却水のサンプリングと申しまして、少しずつ抜き取りましてこれを検査する。そうしますと、もし燃料等に異常がありますと放射性の
○安藤参考人 ただいまの御質問にお答えいたします。 遮へいの計算は、放射線漏れの事件がありました後、TWOTRANとかその他の二次元のコードというものが利用できるようになりまして、それを用いて計算をいたしました。そのほか、実船と同じ大きさの模型をつくりまして、原子力研究所の先ほど述べましたJRR4という研究炉で実験をいたしまして、計算と実験とはかなり一致するというようなことを得ております。 遮へいの
○安藤参考人 安藤でございます。私は、内閣の提出されました日本原子力研究所法の一部を改正する法律案に、結論として賛成でございます。 理由といたしましては、日本原子力船開発事業団は、昭和三十八年に主として「むつ」開発ということのみで発足したわけでございますが、その後いろいろ曲折を経まして、昭和五十四年の十二月に原子力船研究開発専門部会というものが報告を出しまして、その中で「限時的な特殊法人として「むつ
○参考人(安藤良夫君) いまお話ししましたように、液化天然ガスとかあるいはプロパンガスとか、石炭とかいうようなことは考えられますし、きわめて特殊になれば水素とかいうようなことも考えられますが、最も手っ取り早く代替になるものは私は原子力だと考えます。
○参考人(安藤良夫君) ただいまの源田先生のお考えでございますが、代替エネルギーと申しましても、いまと違った形態のものは多少あるかと思いますが、いずれももとをただしますと化石燃料と申しますか、たとえば液化天然ガスとか、あるいはまた昔に戻って石炭をたくというようなこともエネルギー源として考えられますが、これとても非常に枯渇しますし、それぞれ、石炭なんか特に公害問題などに問題がございますので、多分石油が
○参考人(安藤良夫君) ただいま御紹介にあずかりました東京大学の安藤でございます。 私は、原子力船に関しましてはかなり昔から関心を持っておりまして、私の所属しております講座は、工学部の原子力工学科の中にあります原子力推進工学という講座でございますが、これはほとんど日本では唯一でございますけども、原子力船とか原子力ロケット、そういうような推進に関する講座を担当しております。私は、もともと船舶工学科を